パニック障害の人への接し方の基本
パニック障害の人への接し方は、なるべく当事者の話を親身になって聞いてあげるというところがポイントです。でも、あまりにも親身になりすぎなんでもOK的に聞いていると、健康な人でも心が滅入ってきます。
NGな接し方
パニック障害を抱える人の悩みはおおげさに言えば深海のように深く、当事者の話を野放図に聞いていると健康な周囲の家族でさえも滅入ってノイローゼになる可能性があります。
だから、うまい具合に手綱を絞めたほうがいいでしょう。
パニック障害の人にはルールを設定し毅然とした態度で接する
つまり、ご家族などは自分の中にルールを設定し、ここまでは大丈夫だがこれ以上は対応できないという意思表示を明確にしておくということです。すなわちなのですが、親や家族などの周囲の人間には毅然とした態度が求められます。
なるべく褒めるようにする
この毅然とした態度でもってパニック障害の当事者に接すると必ずうまくいきます。基本的に、人は褒められたい生き物ですので、責めたりするのではなく、褒めて伸ばしたほうがいいのです。
パニック障害の人は常に心が落ち込んでいる場合が少なくありませんから、なるべく客観的に、感情的にならずに当事者の長所に着目し、その長所にフォーカスし、そこに本人に気づかせるのです。
パニック障害への誤った接し方は周囲の人間を疲弊させる
冒頭でも書きましたが、誤った接し方をしていると、周囲の人間(家族、友人、恋人、伴侶など)が疲弊しノイローゼ気味になることがあります。ネガティブな感情というものは周囲に感染するのです。
ですから、よほどポジティブで明るさの塊のような人を除いては、捨て身の姿勢でなんでも話を聞いてあげるというなんでもOK的な態度(Whatever you say)は己の身を滅ぼすことになるのでご注意ください。
まとめ
まとめると、
毅然とした態度で感情的にならずにいるのが正しいパニック障害の方への接し方になります。
そして、何でもOK的な態度を貫いていると、自分も巻き込まれてしまうこともあるので、自分の限界を感じたら、信頼のおける専門家に相談しましょう。それが克服の第一歩へつながるはずです。僕もずいぶんと家族の気分を害するような言動をし続けてきたものでした。でも、僕の家族は幸い常に冷静で度量があったため、幸い僕は支えられてきたわけです。
By パニック障害を克服した人