パニック障害の症状全般を克服する
パニック障害の症状全般を克服する
予期不安を克服する
パニック障害の症状の一つに予期不安というものがありますよね。これは、杞憂(きゆう)という言葉で形容可能だと思いますが、要するに実際には起こりもしないようなことを不安に思い、パニックになってしまうということを言います。
専門的には予期不安というそうです☆彡
この予期不安を克服するには、やはり脳の機能を治さないといけないという話になるわけです。
パニック障害ではストレスホルモンの一種である「アドレナリン」が過剰に副腎から放出されており、それによって、いわれのない予期不安という症状を産みだしているという話になります。
(心臓がドキドキするのはアドレナリンが放出されているからです。)
そして、GABA(γアミノ酪酸)という心をリラックスさせる神経伝達物質が不足し、アドレナリン、アドレナリン・・・・・・×∞と、脳が興奮させられ続けパニック発作の連続になってしまっているわけなんですね。( ゚Д゚)
ですから、この予期不安克服の問題も精神論や考え方の問題では決して解決する問題ではありません。きちんと脳科学的な根拠が存在しているわけなんです。
パニック障害で電車や飛行機に乗れない問題を解決するには?
これもやはり上に書いたものと同じストーリーになってしまいます。そもそも電車や飛行機になぜパニック障害の人が乗ることができないのかというと、前者の電車では脱線してしまうのではないかと不安を覚えたり、あるいは満員電車で窒息(過呼吸になって)してしまうのではないかという考えに囚われたり、後者の飛行機の場合は、墜落してしまうのではないかと感じパニックになってしまうからなんです。(+_+)
電車の中で過呼吸になって途中の駅で降りた経験がある僕にはそれがどういったものかよく理解できます。
元野球選手の長嶋一茂さんもこのパニック障害の症状に苦しめられたそうです。
パニック障害で車の運転が怖い。克服できるか?
これもまた同じ話になるのですが、結局パニック障害の症状(それがどんなものであっても)を産んでいるのは、脳です。つまり、脳がパニック障害の症状全般を生み出しているというわけです。
このことは今までこのブログでお話させていただいたことですよね。ですので、理解されている方は多いかと思います。
(この記事をはじめてお読みくださっている方は、過去の記事をさかのぼって読んでみてください。☆彡)
僕も過去、パニック障害の症状全般が強かったので、車の運転や電車に乗るのが怖くて仕方ありませんでした。でも今は、普通に恐怖なく利用することができます!地下鉄にあるとき乗っていると(※満員電車でした)、息が苦しくなり呼吸ができなくなってしまいました。そのため、友達と映画を観に行くことが途中の駅で降りたのでできなくなったという悲惨な思い出があります。( ゚Д゚)
そのとき、SSRI(新世代型抗うつ薬)を服用していたので、単純に薬の副作用でそうなった可能性もあると思っています。
(僕の場合はパニック障害の症状は薬で劇的に悪化しました。)
パニック障害を本気で克服したい人は
というブログがあります。
ここでは沖先生がパニック障害の原因からその正しい克服方法について説明してくださっています。非常にていねいに書かれているのでとてもわかりやすいです。このブログの記事作成もこのブログを参考にさせてもらい、僕のような人間でも少しはまともな内容の文章が書けるようになっているのだと思います。(自画自賛の領域だと思いますが( ゚Д゚))
この先生は本当の天才で、パニック障害に限らず、全般性不安障害だとか重度のうつ病の克服法を米国の有名医療機関で学んできた方です。
精神疾患に対する理解の深さの次元が決定的といっていいほど違いますね。
(まとめ)
パニック障害の症状の全般は脳が原因。
なので、脳の問題を解決しないと治らないという話になります。
生まれつき恐怖や不安を感じやすい脳を持っている人がパニック障害になりやすい生活をすることで(環境因子)、パニック障害の症状が生じているというのが真理です。
By パニック障害を克服した人